「在日」民族教育の夜明け 一九四五年一〇月~四八年一〇月 [ 李殷直 ]

一九四五年一〇月〜四八年一〇月 李殷直 高文研BKSCPN_【高額商品】 ザイニチ ミンゾク キョウイク ノ ヨアケ リ,ウンジク 発行年月:2002年04月 ページ数:762p サイズ:単行本 ISBN:9784874982792 李殷直(リウンジク) 1917年、朝鮮全羅北道に生まれる。

1928年3月、新秦仁公立普通学校(小学校に当たる)を卒業。

29年から3年余、郷里の日本人商店で住み込みの小僧として働く。

33年5月、日本での苦学を志し、地元の警察に25回ほど通ったすえ渡航証明書を得て渡日。

1年間、下関で小僧として働いたのち、34年6月、上京。

硝子工場で働きつつ夜間商業学校に編入、以後、転々と職をかえながらも37年3月、夜間商業を卒業。

同年4月、作家を志望して日本大学予科文科に入学、41年12月、同大学法文学部芸術科文芸学専攻卒業。

翌42年1月、日本学芸通信社編集部入社。

45年2月、同通信社解散により、厚生省中央興生会新聞局に移る。

45年8月の解放後、11月より在日本朝鮮人聯盟(朝連)の活動に参加、以後、一貫して同胞の民族教育文化事業にたずさわる。

60年、財団法人・朝鮮奨学会の理事となり、その後30年、育英事業に従事した。

作品・著書:日本大学予科在学中、最初の長編「ながれ」を月刊『芸術科』に連載(芥川賞候補に推されたが、検閲により連載を中断された)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 一九四五年一〇月〜四七年七月(在日本朝鮮人聯盟(朝連)文化部/民族文化講演会/帰国同胞のために/教科書づくり/三・一独立運動記念祝賀大会 ほか)/第2部 一九四七年八月〜四八年一〇月(布施辰治弁護士と岩手県宮古の委員長夫妻/朝連・江東支部の委員長になる/暴力団事件と支部委員長辞任/共産党への入党と民族学校廃止の策謀/在日本朝鮮文学会を設立する ほか)/資料 世界史に類例をみない在日朝鮮人の民族教育は、いかにして創られたか。

1945年秋、日本の敗戦による解放後、校舎もなく、教科書もなく、教員もいない中、米占領軍司令部による弾圧をはね返して列島全域に根を下ろした民族教育草創期のドラマを、その中心で活動した著者が描き出したー最初で最後の記録。

本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・やらわ行

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