「在日」民族教育・苦難の道 一九四八年一〇月~五四年四月 [ 李殷直 ]

一九四八年一〇月〜五四年四月 李殷直 高文研BKSCPN_【高額商品】 ザイニチ ミンゾク キョウイク クナン ノ ミチ リ,ウンジク 発行年月:2003年12月 ページ数:805p サイズ:単行本 ISBN:9784874983164 李殷直(リウンジク) 1917年、朝鮮全羅北道に生まれる。

1928年3月、新泰仁公立普通学校(小学校に当たる)を卒業。

29年から4年余、郷里の日本人商店で住み込みの小僧として働く。

33年5月、日本での苦学を志し、地元の警察に25回ほど通ったすえ渡航証明書を得て渡日。

1年間、下関で小僧として働いたのち、34年6月、上京。

硝子工場で働きつつ夜間商業学校に編入、以後、転々と職をかえながらも37年3月、夜間商業を卒業。

同年4月、作家を志望して日本大学予科文科に入学、41年12月、同大学法文学部芸術科文芸学専攻卒業。

翌42年1月、日本学芸通信社編集部入社。

45年2月、同通信社解散により、厚生省中央興生会新聞局に移る。

45年8月の解放後、11月より在日本朝鮮人聯盟(朝連)の活動に参加、以後、一貫して同胞の民族教育文化事業にたずさわる。

60年、財団法人・朝鮮奨学会の理事となり、その後30年、育英事業に従事した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1部 一九四八年一〇月〜五〇年一月(オペラ「春香伝」公演と、小説『春香伝』出版記念会/朝連・文教部での日々/伊東での療養、復帰、再び激務の日々へ/米軍政部による枝川町襲撃事件/第二の枝川町襲撃事件 ほか)/第2部 一九五〇年二月〜五四年四月(朝連学校閉鎖後の大阪で/下関と岡山で見た朝連学校閉鎖/朝鮮戦争の衝撃/無謀な反戦集会と中高校への武装警官隊の襲撃/横浜朝鮮中学の校長となる ほか) 朝鮮戦争勃発の前年、占領下の日本。

米軍司令部は朝連(在日本朝鮮人聯盟)を強制解散、朝連学校には閉鎖命令を出す。

民族学校を守るため、本書の著者は東京都教育庁と連携、「廃校申請」の奇策により「都立」へ移管、民族教育を守るー。

今はじめて語られる知恵と良心の闘い、「民族」をめぐる相剋の悲劇。

本 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・やらわ行

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